




「筋肉痛」という言葉を聞いて、「激しい運動をした後で筋肉が痛くなることでしょ?」と思い浮かびますが、そもそも筋肉痛とはどのようなものでしょうか?筋肉痛の原因や対処法を勉強する前に、まずは筋肉痛そのものについて勉強してみましょう。
筋肉痛は、筋肉を構成している「筋繊維」が傷つくことによって痛みを感じると言われていますが、じつは痛みを感じる神経は筋繊維には「届いていない」のです。したがって、筋繊維が損傷を受けたとしても、理論上は痛みを感じることはないということです。
では、ズキズキする痛みはどこから来ているのでしょうか?一説には、運動などによって筋肉の毛細血管内に疲労物質である「乳酸」が蓄積し、それが血行不良を引き起こすことによって痛みを感じるとされています。つまり、「筋肉が損傷している」ではなく、「筋肉内に血行不良が起こっている」と考えた方がよさそうですね。
さらに、「筋肉の損傷が、回復過程で炎症を起こし、それが痛みとして感じられる」という説もあります。じつは、筋肉痛のメカニズムに関しては、ハッキリとは解明されておらず、「血行不良だ!」とされる説もあれば、「回復過程の炎症だ!」とされる説もあります。現在では、この「回復過程の炎症」が最も有力な説となっていますね。
また、若い人ほど運動から痛みを感じるまでの時間が「短い」とされており、年齢を重ねるほどに、痛みを感じるまでの時間が長くなると言われています。30代以上になると、「2日後に痛みが出た…」なんてこともありますね。「痛みの遅れ」は、「加齢の証」として笑い話になることもあります。
また、猛烈に激しい運動を一気に行うと、筋肉痛を通り越して「肉離れ」になることもあります。医学的には、「肉離れ」は「筋肉痛の先にあるもの」とされており、「筋肉痛」と「肉離れ」は、広い意味では同じ意味を持っているんですね。
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